秘密
清水玲子原作の「秘密」がこの春TVアニメ化されるそうです。
よりによってこの話をアニメ化とは思い切ったなぁ、というのが
正直な感想。
「秘密」とは、最新技術を駆使して死亡した人間の脳から彼等が生前に見たものを見いだす、という科警研第九研究室が舞台で、その薪室長(♂超美形)と新人の青木くんがメインのお話。
清水玲子さんは私が「天才肌」と思う作家の一人でして、美しく緻密なまでの絵と、抜群の構成力にはいつも感動させられております。今回の「秘密」は一話完結(コミックでは一話毎完結。雑誌では一話を何回かに分けて連載)なので、読み手側も中だるみすることなく読み切れるので充実度も満点。しかもどの話もとても切ない。一番胸に来たのは二巻に収録されている「秘密2003」。主人である少年と一緒に車に撥ねられて死んでしまった犬の脳にあった光景がね、泣けるの。
清水玲子作品は「月の子」然り「竜の眠る星」然り、コミカルな部分もありながらも基本どれもせつないのですが、「秘密」はやりきれないせつなさが大き過ぎ。そのせつなさや清水玲子・美とでも言うあの繊細な美しさをアニメでどこまで描けるのか、興味半分怖さ半分と言ったところです。
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